資産形成

【困った時に】なぜ日本の登録業者を選ぶべきなのか:仮想通貨業者、投資運用業者【違いがわかる】

この記事を読めばわかること
  1. 日本人を相手にお金を預かる(暗号資産取引所、投資運用業など)ビジネスは、すべて登録の対象です。
  2. あえて登録していない事業者は、やましい気持ちがあると推測できます。
  3. だから、大事なお金を預ける相手は、「金融庁登録業者かどうか」を調べて選ばないと危険です。
  4. 登録業者じゃないと、監視監督されていないので、どのように自分のお金が管理されているか、相手にお任せの状態です。
  5. そして、まさかのトラブルの時に、金融庁を頼れません。これはとても痛いです。

    気をつけよう!

アメリカ/ドバイで登録されている大きい業者だから、信用できる


日本の登録業者にこだわって、スプレッドで損するのなんて
バカのやることだよ。

FXの神に運用してもらうために、合同会社の社員権を買ったのだけど、お金が戻ってこないのよ。社長はシャンパンタワーで豪遊しているらしいんだけど。。。連絡がつかないの。

こんな声が聞こえて、もやもや〜としていました。

あ ぶ な い ?!!!

まずは結論:登録制度の概要図

トラブルになってはじめて気づくヤバさ。後で気づいてもお金を取り戻すのは困難です?

人は、何もトラブルがない時には、トラブル解決策を特に意識しないで過ごしています。

きっと、大丈夫っしょ。性悪説より性善説!

そう思って過ごしている方が大半かと思います。

しかし、何かトラブルがあった時、「一人ではどうにも解決できない。どうしよう。こんなことになるなんて・・・」と心細くなりますよね。

そんな時にはじめて「登録事業者である」ことの重要性が身に染みてわかります。

登録業者ではない野生はぐれオオカミ(↓以下に説明)に渡してしまったお金は、取り返すのが極めて困難です。

「全額持ってトンズラされても惜しくない金額を寄付するつもり」でない限り、登録していない業者にお金を預けるのは危険です!

取引する前に必ず金融庁の登録業者かどうか
かならず確かめてください!

なぜ登録業者であることが重要なのか?

金融庁に登録されていない業者は、金融庁が監督する義務がない/監督できないからです。
私たち消費者が、登録事業者でない会社とトラブルになっても、金融庁が監督して命令することができない。

園長さんに泣きついて命令してもらうことができない!つまり、自分の預けたお金をキャバクラ嬢のシャンパンタワーに使われてても止められない。
これは、想像しているより、ものすごく大きい違いです。

こちらの図をご覧ください。

商取引において、消費者(私たち)は羊さん事業者は、強いオオカミさんです。(その理由は下に書きました)

対等な立場で戦うと、絶対に羊が負けてしまいます。
だから、国(政府)が「消費者保護」という制度で、国民/消費者を守ろうとしてくれています。

登録事業者は、動物園で飼育されている飼育オオカミ
登録してない事業者は、野生のはぐれオオカミです。


私たち(羊)にとって1つの大切な大きな取引(例えば口座開設する、入金する、仮想通貨を売買する)。その同じ取引を、事業者(仮想通貨業、投資運用業、保険業、銀行業などの金融サービスを提供する会社)は、毎日数百人相手(規模による)にやっています。

オオカミは羊よりもずっと多くの知識も経験もあり、個人と会社なので規模も全然違うのです
対等な立場で戦うと、絶対に羊が負けて、食われ放題になってしまいます?

だから、国(政府)が登録(監督)と消費者保護という制度とサービスを整えて、国民/消費者の私達を守るため、一所懸命に働いてくださっているのです!

ありがとうございます( ᵒ̴̶̷̥́ ·̫ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )ウルウル

登録業者は、(無登録業者と比べて)消費者保護意識のある会社

登録」とは?

登録すると

  1. 登録を受け付けた金融庁が監督する義務を追う
  2. 登録業者は法令遵守義務を負い、金融庁の監督を受け入れる

    それが「登録」という制度です。

会社にとって、「登録業者になる」ということは、野生のはぐれオオカミから、動物園の中で飼育されるオオカミになるということ。
つまり、金融庁(園長さん)の監督下に置かれることになります。

金融庁は登録業者ではなければ、監督する義務がありません。園長さんも、野生のはぐれオオカミが何匹いるかは把握できないし、そもそも動物園にいないオオカミを監督することはできないからです。

みずから所管の官庁に登録するということ=国内の法律を守って、金融庁の監督を受け入れ、消費者保護に誠意に取り組む会社であるという意思表示なのです。

登録しない業者はなぜ登録しないのか?

実地で商売するのに、昔はお上の登録なくしてできませんでした。

「人のお金を集める」商売は、すべからく「金融サービス」なので、金融庁の監督下に置かれる法律の仕組みになっています。
そして、金融庁の監督下に置かれたら、日本国内で「ヤバいこと」はできません。

例えば、日本で投資運用業(人のお金を預かって運用することを仕事として報酬をもらう会社)は、ライセンス(免許)が必要で、とても厳しいルールを守る必要があります。

しかし、現代は、オンラインで色々な商取引が完結する時代です。
パソコンを開いて対面する会社は、日本の会社とは限らない。外国の会社であれば、「日本で営業するのだから登録しなさい」と命令できないわけです。

「私たちは外国(ドバイ)で登録されているから、ドバイの動物園のオオカミです。文句があるならドバイの園長に言ってください」となるわけで、園長同士「どこからどこまでうちの管轄」の線引きが難しいからルール作りが難しいですよね。

そこが現状、巨大な法律の抜け穴になってしまっています。

オオカミは、登録して法律/金融庁にしばられたくないのが本音のところです。

オオカミ業者

お金を集めたいけど、登録したら面倒だし、監督されたら
(*´Д`)y-~~~ウマー!なことができないから
できれば登録したくない!
(本音)

悪徳オオカミ

登録しなくても、文句言わずにお金預ける情弱ひつじがいるじゃん。
そういう羊達をターゲットにしてれば、登録しなくても困らないワイ。
むしろ情弱羊たちを相手にする方が儲けやすいワイ。

だから

  • 「外国(ドバイとか)では登録されています。登録してればどこでもいいでしょ」的にごまかしてみる
  • 「登録ってバカの考えることじゃね?」と登録ディスしてみる
  • 「何それ?」な新しい仕組み(社員権とか)を作って、登録を避ける

こういうハグレ事業者オオカミが出没するわけです。


「あえて登録しないのは、何かやましい気持ちがあるんでしょうね?」

基本的にはそういう批判的な目で見てみるべきだと私は思います。

金融庁(園長)はとても強い。

金融庁(園長)は

  1. 常に目を光らせ(モニタリング=監視)
  2. 悪いことをしたら「エサをなくすぞ」と命令(行政処分し☜強制力
  3. ルールを守るように登録業者(飼育オオカミ)を監督

してくれています。

金融庁は、ルールを守らない登録事業者に対して、業務改善/業務停止などの行政処分を出せる権力を持っています。

業務停止というのは、一定期間ビジネスをしてはいけない「やすめ!」の強制命令。
これは事業者にとって死活問題です。経費が出ていくのに収入が入って来なくなってしまうからです。最悪事業者は倒産してしまうかもしれないインパクトを持つ命令です。

だから、金融庁は強いのです。
東大京大などを卒業したトップエリートの優秀な方々が、まだ少しは残ってくださっています。並外れた努力と頭脳をフル活用して奉仕の精神で働いていてくれています。
ありがとうございます?

重要な仕事を担う役人さん達の給与が安すぎるのは、私たち消費者にとって一つも良いことがありません。待遇改善して!

民間(金融業界)に転職すれば2倍以上の給与がもらえる能力を持ちながら、給与も安くて認識(感謝)もされない上に、庁内政治にうんざりする環境で、優秀な役人さん達が辞めていってしまう方が多いのも事実。
そんな現状に、私は心を痛めて心配しています?

さらり

この現状を放置しておいて、こんな大切な仕事を担う人たちが、自分たちより頼りなくオロオロしていて「他で仕事できない/競争たるいから役所に来ました〜」みたいな人たちだけになってしまったらどうするの??
安心して暮らせませんよ? 

この仕事は、優秀な方々に担っていただきたいです!

せめて比例代表制廃止して、議員の数減らして、浮いたお金を優秀な役人さんに回してよ? ほとんど仕事してない議員ばっかじゃん。

優秀なお若い役人さん達に、この曲を送らせてください。

勤め上げれば年金も3階建てだし、天下りも何周もできるし、いいこともあるし、私はそれに文句は言わない。だからどうか

STAY〜〜♬

よろしくお願いします?

金融庁登録事業者かどうかを調べる方法:

金融庁に登録されているすべての事業者のリスト

金融庁に登録されている暗号資産交換業者(仮想通貨取引所)のリスト

↑こちらのリンクです(なぜかリンクカードが貼れませんでした。。。)

さらり

登録されていることが確認できれば、相手は「まともな方の会社」です。

「まともな方」のカテゴリーにいらっしゃる会社の方には、ぜひ、暗号資産の未来のためにも、登録事業者でい続けていただきたいです。
はぐれオオカミが放置され続ける状況が続いて、「やってられねーよ」と飼育オオカミからはぐれオオカミ化しないで欲しいですね?

金融庁:金融サービス利用者相談室

金融庁では、「金融サービス利用者相談室」というものを設けています。
こちらは、あっせん・仲介・調停を行うことは出来ませんが、適切な機関を紹介するとのこと。(あっせんというのは、「間に入って交渉してくれる」ということです。)
ちなみに、国民生活センターは、あっせんと和解の仲介ができます。

電話での受付

受付時間:平日10時00分~17時00分
電話番号:0570-016811(IP電話からは03-5251-6811)におかけください。 ※ただし、「事前相談(予防的なガイド)」については、0570-016812(IP電話からは03-5251-6812)におかけください。※相談室においては、応対内容の明確化等のため、通話内容を録音させていただいております。

ファックスでの受付

受付時間:24時間

ファックス番号:03-3506-6699

ウェブサイトでの受付

受付時間:24時間

ウェブサイトからの受付:こちらをクリックして下さい。

文書(郵便)での受付

宛先:〒100-8967 東京都千代田区霞が関3-2-1 中央合同庁舎第7号館

金融庁 金融サービス利用者相談室
※ いただいた文書など各種書類は、原則として、返却いたしませんのでご了承ください。ご相談や情報提供の際は、原本でなく写しをご送付ください。

はぐれオオカミ業者を相手にしない/放置しない

あなたがお困りの相手が、はぐれオオカミ業者だった場合、渡してしまったお金を取り戻すのは、とても難しいという現状になります。

何せ野生は無法地帯ですから、カリパクしてトンズラした不良オオカミが、「返して」と言って黙って返してくれるわけがありませんよね。。。

外国籍の業者だったら、カリパクされた資産は外国にあるわけですから、差し押さえるのは裁判をしたとしても難しいです。。。

だから、はぐれオオカミに渡すお金は全部取られる想定で

はぐれオオカミ業者とは絡まない

これはとても重要な心構えです。

困ったら、消費者保護の行政機関の窓口に相談しましょう。

国民のための行政サービスですから、全部無料です?