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大学には行くべきかどうか

『さらりの独り言』は、日々思いついたことや、考えたことを徒然に語ります。

大体のことは結局『人それぞれの価値観』に帰着しますので
私の個人的な意見はこんな感じだよ!というカジュアルな記事です?

目次
  1. 将来起業したいと意志が決まっているのなら、大学に行く必要はないか?
  2. 学生起業をお奨めしたい。
  3. 大学は無駄なのか?
    やりたい仕事のスキルを身につける vs 大学

将来起業したいと意志が決まっているのなら、大学に行く必要はないか?

オンラインサロンで、起業を志望している高校3年生が、

  1. 大学に行くべきか
  2. 大学には行かずに起業するか
  3. 折衷案として、起業を優先させて夜間の大学に通うか

といった進路に悩んでいるという投稿がありました。

ちょうど息子と話しているトピックでしたので、私の意見(息子にも伝えてあります)を書いておこうと思います。

将来設計を深く考えてらして、えらいですね?

学生起業をお奨めしたい。

私個人しては、

・費用を自分で出さずに大学に行くことができる(親、給付型の返済しなくて良い奨学金)

・学校生活というものが死ぬほど嫌というほどではない

のであれば、大学生活をしながら起業をすることをおすすめしたいです 。

プク太

中学高校については別なので、別記事にします。

『学生』は特権階級

良い頃合いに熟した(笑)大人の親世代はしみじみ感じると思うのですが、『学生』というのは特権階級です。

生活費をまだ稼がなくても良い=時間が自由に使える

・自分の生活費をまだ稼がなくても良い=時間が自由に使える

学生というだけで、皆が応援してくれやすい

30中盤を超えた大人はわかる感覚だと思いますが、将来の可能性が無限大だから、昔の自分を思って応援したくなるんですよね?

試行錯誤中なことが前提のステータスになるので、許容される失敗の範囲を広くとってもらえます。

学生身分を捨てていきなり『起業家』としてスタートするということは、もらえるハンデを捨てるようなもの

有能な大人がうじゃうじゃいる世界に、練習なしハンデなしで突っ込んで、対等に戦わないといけない世界です。

『学生起業家』がもてはやされているのも、本人たちがその利点をうまく使って、周りも下駄を履かせてくれているからですね。

ただの『起業家』の中から目立つのはとても難しいことです。

日本の大学の拘束レベルは、中学高校生活の拘束レベルとは比較にならないほど低い

高校生以下であれば、大学生活の具体的なイメージを持つのは難しいです。高校生活の延長でイメージしていると、こんなに拘束されたらやりたいことできない?と思ってしまうのは無理がないです。

大学生活は、高校生活の拘束度を10としたら、体感で3くらいの拘束です。

私の時もそうでしたし、今現在大学生の息子の家庭教師(勉強を一切しないでゲームの相手をしているので、『教師』ではなく『プロ友達』ですね)やメンタルフレンドの子の話を聞いても同様です。

授業も自分で選択しますし、朝同じ時間にいかなきゃいけないことはありません。

残りの7でやりたいことを探したり、やってみたいことをやってみる、そういう期間が大学生です?

『教育の効率化』の視点から言えば、無駄が多いです。でも、その無駄時間に意味があるのです。

練習期間をもらえるなら、貰っておいたほうがいいと思いませんか?

『自由』を目指すなら、お得なものは使ったほうがいい

40代にもなれば、学生時代のありがたさをしみじみ感じますが、今理解しろといっても難しいかもしれない。

私も戻れるものなら戻りたい(社会人経験を経て大学院に入りなおす人が多いのはうなづけます)。

特権使わないのは、もったいないよ!

私は息子にそのように伝えています?

本人がどうするかは本人次第ですけれど、『自由』を目指すなら、お得なものは使ったほうがいいと思う❣️

大学は無駄なのか?
やりたい仕事のスキルを身につける vs 大学

即物的には、点で切り取れば不要でも、自分軸を形成する材料を得られる

私は法律系で大学院まで行ったけど、今やりたいこと(育児と犬の健康)は全く関係がありません。フリーで働く時は条件面で学歴職歴が優位に働いているのは事実ですが、今となってはそういう仕事がやりたいことではないので、必要だったのか?と聞かれると『点で切り取れば』不要です。

「大学に行かなかった場合の自分』は永遠にわからないので比べられないのですが、私は即物的な/可視化できるもの以外の部分で行ってよかったと思っています。

当時はなんてことない日常の一場面だけど、振り返れば、今の自分の価値観自分軸を作っている出来事や人に会ったからです。

人にはどこでも会えると言えば会えるのだけど、共通点(受験地獄という一定の苦痛を経た等)を持った上で違う部分がある人たちが、なんとなくでほぼ毎日同じ場所に集う『学校』というコミュニティは、人格(自分軸)の形成に大きな影響力があったと思います。

仕事に直接使うスキル(道具)の部分は、オンラインで無料でいくらでも一人で学べる時代。スキル習得に『所属』は不要。

物理的な仕事に使うスキル(道具)の部分は、リベラルアーツ大学を含めて無料のオンライン授業がいくらでもあります。自分に必要なものをピンポイントで選ぶのがむしろ難しいくらいです。

憧れのハーバード、スタンダード、MITの授業だってEdXで無料で履修出来ます。

道具の習得のためには『所属』が不要な時代になりました。

『所属』が必要なのは、スキル/道具の使い方(自分軸)を育てるため

スキルがいくらでも無料でオンラインで得られる時代、スキル/道具の使い方(自分軸)を育てるために『所属』型のモラトリアムが必要なのだと思います。

大人は振り返り目線で『これが自分軸か』とわかるけれど、振り返っても人生経験が17年しかない高校生

17年といっても、うち12年間は鬼時間拘束と規律(小学校→高校)で、自分軸など考える暇もない教育レールに乗ってきているわけです。

『確固たる自分軸』がある前提で逆算思考を求められる社会にいきなり放り込むのは酷すぎますから(両学長のようにリジリエンスが異常に高く、失敗から成長して自分軸を作れるタイプの人は激レアです) 自分軸を育てるというのがそもそも大学の教育使命なんですよね。

当時は全く気が付かなかったけど、振り返ればそんなアプローチをされてた気もしますよね(感謝?)

やりたい事見つけや社会勉強の為に大学に行くのは『時間とお金の無駄』? 私は子どもにその『無駄』を買ってあげたい

何をするでもなく自分を探しに大学に行く?無駄でしょ

そういう考えもわかります。私個人も学歴/職歴まるで無意味な生活をしているわけだし?、即物的には無駄だったとも言えます。

ただ、前述の通り、無駄だからこそ価値があったし自分の中で熟成して自分軸になる時間だったと私は思っているので、私はその無駄を買ってあげたい?

無駄になるお金は、本人のお金ではなく親のお金

そして親目線としては、その無駄金喜んで払いたいんですよね〜不思議なことに(笑)

海外大学(年600万)とか言われるとちょっと難しい部分もありますけども、今の日本の大学の学費くらいであれば、頑張って働いて払ってあげたい。

『親に申し訳ない』という殊勝な心掛けのお子さんの意見をために拝見しますが、子どもは赤ちゃんの超可愛い時期に周囲を癒して親孝行してるので、十分親孝行は済んでます?

親も見返りを求めては行けない(求めると無意味になる)とわかっているから、自分が見返りを求めてしまう危険のあることは、そもそも子供に提案しないように気をつけてます。

人間だからエゴが出ることくらいはあるけど?、根底では良い親でいたいってみんな思ってますからね?

提案されたことは『見返りなし』と安心して素直に受け取ってくれたら嬉しい(親孝行)って親の目線からは思いますね。

時間は若干のロスかもしれないけれど、その4年を生き急ぐ意味が特に感じられない

40歳を超えて、80で死ぬとしてもあと倍も残ってるじゃん!え!なにしよう?って思って、最近ブログなどを始めてるくらいなので・・・

人生長いし、いつでも仕事はできるし、いつでも大学に行けます。
でも同世代の人が、アイデンティティを確立しようともがいているステージで時間と場所を共有することには、とても大きな価値があると思う。

いつでも食べれるものにも、旬の時期はあります。

どうせ人は人との繋がりを求めるものだから、利害関係のないコミュニティを確保しておくのはあり

学校行っていなくても起業したらおそらく人との繋がりを求めて夜の繁華街を出歩いたりすると思うので(学長もおっしゃってましたよね 笑)、起業したいのであれば、利害関係のない人との繋がりを軸足に持ちつつ学生起業家というのは、とても良い形だと思います  

価値観の問いの答えは人それぞれで全部正解。

ここは私のブログですので、私の個人的意見を書きましたが、これはまさに価値観の問いなので、親目線/本人目線とか、状況により、いろいろな考え方があって全て正しいと思います?